KEKグループの集大成!「スーパーフルーツトマト」のご紹介
KEKグループとは?
KEK(協和施設園芸協同組合)グループは、茨城県のJA北つくばを通して農産物を出荷している協同組合です。KEKグループ内には、フルーツトマトの農事組合法人をはじめ、日本協同企画という選果機メーカーなどがあります。
今回は、KEKグループが生み出したスーパーフルーツトマトについて、ご紹介したいと思います。
スーパーフルーツトマトとは?
スーパーフルーツトマトは、KEKグループが生み出したフルーツトマトのブランドです。光センサーで選果し、基準となる糖度9度をクリアしたトマトがスーパーフルーツトマトとして出荷されます。フルーツトマトならではのしっかりとした食感と、濃厚な甘さと味わいが特徴です。
スーパーフルーツトマトは、9月にハウスに苗を植えます。そこから収穫できるようになるまで、ハウス内でしっかりと木を育てます。トマトの収穫自体は2月~6月ですが、スーパーフルーツトマトとして出荷できるのは、おおむね5月までです。
そもそもフルーツトマトって何?
フルーツトマトという名前が一般的にも良く知られるようになりましたが、フルーツトマトがどんなトマトなのか、普通のトマトと何が違うのか、ご存じですか?
フルーツトマトは商品名ではなく、特別な栽培方法で作られた糖度が高いトマトのことです。トマトへの水やりを少なくして育てたり、根が伸びる領域を制限したりすることで、味が濃く、甘くて美味しいフルーツトマトになります。
*美味しいトマトの印 スターマーク
美味しいトマトは、おしりの部分にスターマークと呼ばれる白い線が入る傾向があり、フルーツトマトではよく見られます。
スーパーでトマトを選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。
KEKの強み1 フルーツトマト専用に品種開発
トマトはゼリーの部分ではなく、ゼリーを覆う壁(果肉)のところに甘みを蓄えます。そのため、ゼリーではなく、果肉の部分が多い方が甘くなりやすいトマトと言えます。通常のフルーツトマトは樹にストレスをかけて糖度を上げるため、実が小さくなりやすく、大量生産も困難なのですが、KEKグループでは、果肉の部分を多くするように独自に品種改良したそうです。これにより、フルーツトマトの実を大きくすることができ、大量生産を実現しました。
KEKのトマトは、フルーツトマトでもサイズが大きいところも特徴の一つです。
もちろん品種だけではありません。長年研究を重ね、フルーツトマト専用のハウスを建設し、温度と湿度、土壌など、すべてを管理した大規模施設とKEKグループ独自の栽培技術があってこそのスーパーフルーツトマトなのです。
少し話が逸れますが、トマトが嫌いな方はゼリーの部分の食感や味、匂いが苦手という方が多いかと思います。スーパーフルーツトマトは、このゼリーの部分が少なく果肉が多いため、トマトが苦手な方も、ぜひ一度お召し上がりいただきたいです。
KEKの強み2 独自開発の選果機
KEKグループの強みは、異業種の混成グループであることです。グループ内の選果機メーカーである日本協同企画は、「イタマーズ」という選果機のメーカーで、イタマーズは全国の野菜や果物の選果場に導入されている、商品を“傷めない”優秀な選果機として知られています。
スーパーフルーツトマトも、もちろん専用に開発した光センサー付選果機のイタマーズで選別しています。すべてのトマトの形状、糖度を選別してお届けしているため、品質が安定していることも強みです。
編集後記
フルーツトマトは、水分ストレスによりトマトの水分を絞って甘くするため、大規模に生産することが難しい品目、という印象を持っていました。しかし、KEKのトマトは、その常識を覆すトマトでした。それだけではなく、糖度も9度選別と非常に高い基準となっている点にも驚かされました。スーパーフルーツトマトは、トマト好きな方はもちろん、トマトが苦手な方にも、ぜひ一度味わっていただきたいです。
スーパーフルーツトマトは、到着してから数日常温で保存し、真っ赤に色づいてから冷やして食べるのがおすすめです。普段からフレッシュトマトを加熱調理される方は、普段のトマトをスーパーフルーツトマトにしてお料理してみてください。味の違いに驚くこと、間違いなしです!
※この記事は、2023年3月15日の取材に基づき、作成しました。
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