JA紀南の柑橘類『木熟シリーズ』のご紹介

近畿地方南部にある和歌山県。
JA紀南は、和歌山県南部の田辺市・西牟婁(にしむろ)郡にあり、本州最南端にあるJAです。
温泉や美しい海で有名な南紀白浜、世界遺産の熊野古道など、有名な観光地もあります。

海と山がある自然豊かな土地は、紀伊水道を流れる黒潮の影響により温暖で、日照条件がよく、水はけがよい、大変恵まれた土地です。
JA紀南を代表する特産品は何といっても、うめ。
南高梅を中心に栽培され、いろいろな味付けの梅干しや梅加工品を製造しています。
そして、みかんやポンカンなどの柑橘類です。他にもお茶、花き、スモモなどが作られています。



今回は、JA紀南の柑橘類の『木熟シリーズ』について紹介します。

『木(き)熟(じゅく)』とは、樹上で実を長く成らせ、完熟させることです。
樹に長く実を成らせることによって、濃厚な味わいになります。
そして、果実本来の香りが生まれます。
JA紀南の柑橘類の特長は、この『木熟』であることです。
他産地とは一味違った“コクのある味”と“香り”があります。













もともと酸度が高くないと樹に実を長く成らすことができません。
酸度が低く糖度が高いと果実が腐ってしまうためです。
酸度も糖度も高い特長があるからこそ、長く成らすことができます。
JA紀南の一部の地域では、早生みかんを2月頃まで成らせ収穫している地域もあります。
他産地では早生みかんは12月上旬頃までしか出回りません。


木熟柑橘を作るため、実を長く成らせることは、リスクも伴います。
収穫直前の雨・風により、キズ果や障害果の発生など、品質を低下させる可能性が高まります。
栽培に恵まれた土地と土地の特性、そして生産者さんの栽培努力によって木熟柑橘は作られています。



今年はみかんの豊作年・・・??
柑橘には隔年(かくねん)結果(けっか)という果実がたくさん成る年と成らない年が交互にくる特性があります。
たくさん成る年を表(おもて)年(どし)、少ない年を裏(うら)年(どし)と言います。
2018年度シーズンは裏年で、平年より収穫量が少なくなると予想されています。
しかし、近年の異常な天候から表年でも収穫量が少ない年もあります。

生産者さんは表年、裏年に関係なく、毎年品質の良いものを安定して全国のお客様にお届けできるよう、樹の状態や気象に合わせて生産管理されています。

JA紀南からお届けする『木熟シリーズ』をお楽しみに~!

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