しいたけ栽培キット

お家で簡単にしいたけ栽培ができるキットです。
収穫したしいたけは様々な料理でお楽しみください!
お子様の食育や自由研究にも。

産地紹介

菌床ブロックは福島県郡山市日和田町にある『菌床しいたけイノベーションセンター』で製造されています。
『菌床しいたけイノベーションセンター』は2018年に菌床しいたけの栽培を技術面でサポートする施設として建設されました。
センターには通年で上質のしいたけを供給するため、温度や湿度が管理された4つのハウスなど最新の設備があり、しいたけは年間60t、菌床は年間28万菌床を製造しています。
菌床の主な原材料は木質チップで、栄養体を混ぜ込み、しいたけ菌を培養して作っています。
木質チップと栄養体は放射性物質の検査をしたものを使用しており、また放射性物質の吸収を抑えるゼオライトを加えて入念な対策を行っています。

栽培手順

まずは、育てる環境を整えましょう!

しいたけ栽培の適温は23~15℃です。
  • 極端に寒い場所や暑い場所などでは正常な成長が阻害される可能性があります。
  • 室温が高い場合は、保冷バッグや保冷剤を使用し、栽培温度を下げてください。
  • 室温が低い場合は、ビニール袋で覆うなどの対策をお願いいたします。
    ただしビニールは覆いっぱなしではなく半日に1回は外してあげましょう。
    (しいたけも生き物なので呼吸させてあげましょう。)

セット内容

  • 菌床ブロック…1個
  • トレー…1個
  • 説明書

必要な道具

  • 霧吹き
  • ハサミ
  • バケツ

※菌床ブロックに水やりをするには、霧吹きがあった方が良いです。
 お手数をおかけしますが、ぜひ霧吹きのご用意をお願いいたします。


ステップ1
菌床ブロックの袋を切ってください。

注意点1 優しく扱ってください

袋を切って取り出す際、中の菌床ブロックを傷つけないよう、ご注意ください。

ステップ2
菌床ブロックを袋から取り出し、流水で軽く洗います。

シャワーをかけるのがおすすめです。
水道水でOKです。
水がしみて表面が黒くなる程度で作業終了です。
注意点2 優しくなでるように

ゴシゴシこすって傷をつけると、雑菌が入りやすくなります。
優しく、手でなでるように表面を水洗いしてください。

注意点3 熱いのは苦手です

浴室のシャワーを使用する場合、温度が30℃以上になると菌が死滅してしまいます。
28℃以下の流水で流してください。

ステップ3
付属のトレーの中に入れて栽培開始!
直射日光の当たらない場所に置き、
毎日菌床ブロックに霧吹きをかけましょう。

注意点4 人肌程度のしっとり感

栽培中に乾燥しすぎると、カビが生えてくる場合があります。
初期段階で洗い流してください。

注意点5 トレーに水を

トレーにはこぼれない程度に水をはってください。
虫が発生しやすいので、こまめに水を交換してください。

注意点6 しいたけは水が苦手です

しいたけに水がかかると、真っ黒になり、収穫できなくなります。
菌床ブロックに霧吹きをかける際は、ご注意ください。

ステップ4
芽が付き始め、親指の先くらいの大きさになったら、
全体に10個程度残すくらい間引きを行います。

しいたけの発生期間は、刺激の与え方で変わります。
長くて20日間、最短で7日間です。

注意点7 指では間引かない

指で芽を間引くと菌床がボロボロになり、2回目以降の発生が極端に悪くなります。
必ずハサミやカッターでカットしてください。

ステップ5
しいたけが大きくなったら、
ハサミやカッターを使って収穫してください。

注意点8 優しく扱ってください

収穫する際は、根元を切ってください。
その際、菌床ブロックを傷つけないよう、ご注意ください。

注意点9 育ちすぎる前に…

ある程度の大きさに育ったら、収穫してください。
収穫が遅れると、しいたけのヒダから胞子が飛び、白いカビのように見えます。

ステップ6
しいたけが出なくなる、もしくは、出るしいたけが
小指~えんぴつ程度になったら、全て除去して表面を洗浄し、
10~14日間程度菌床ブロックを休ませてあげてください。

休息期間中も水やりは忘れずに行ってください。

ステップ7
休息したら、浸水作業です。

休息後、たっぷりの水を入れたバケツに菌床ブロックを浸水させてください。
菌床が浮かないよう、重しをのせて沈めてください。
浸水がおわったら再び ステップ3 から栽培してください。

発生期間 休息期間 浸水期間 芽がつくまで
2回目 10~14日間 丸一日 7~10日間
3回目 10~14日間 丸一日

※栽培後の菌床ブロックは、家庭菜園の良い肥料になります。